古紙vsパソコン

個人的にはペーパーレスを推進していて,文章はほとんど全部印刷せずに読むのだけど,最近のパソコンの消費電力はうなぎ登りだからCO2排出量だと実はまったくもって世界に優しくないのではないかという疑問を持つ.

これに解答をすべく,まず,1時間パソコンで書類を読むのにかかる電力を計算してみる.

ワットチェッカー曰くうちのMacBookのアイドル時の消費電力が20Wくらい.server用PC(ビデオカードを積んでない普通のデスクトップPCということで)の消費電力は50W程度.game用PCの消費電力は110Wを越える.エコワットのCO2換算係数*1が0.555kg/kWhらしいので,それを使うと,それぞれ11.1g,27.5g,61.05gとなる.

では,紙のCO2消費量は1枚辺りどうなるかと言うと,上質紙1tを作るのに再生紙0%で,400kg/tいかないらしい*2.つまり,紙1gあたり0.4g.A41枚が4g程度なので,*3A41枚につき1.6gのCO2が消費されていることになる.

これから,どこらへんがしきい値になるか計算すると.MacBookだと7枚.server用PCだと17枚.ゲーム用PCにいたっては38枚を1時間に読まないと紙だけならCO2負けすることになる.38枚は日本語の文章だと楽勝だけど,英語の論文だと自分は無理.

印刷にかかるCO2はわからないのでそこら辺を詰めないとダメだけど,ちんたら読むくらいなら紙に印刷したほうがCO2的には環境にやさしいらしい

まあ,1秒たりともパソコンの電源を落とさないどころか,ネットから切断されると禁断症状を起こすような人間にはあまり意味のない計算だけど.

追記

あと,パソコンだと照明が必要ないけど,紙だと照明が必要だと言う要素を導入するとノートPC最強になるのかな.20Wを切る部屋用の明かりってのはちょっと想像つかないので.