図書館戦争

よく出来てると思うし,要素的には自分の好みなはずなんだけど,銃というか武器の扱いが軽すぎるのが耐えられない.

銃を撃てば人は死ぬ.なのに,こちらも相手も人死にが出ないのがなんとも.銃を相手に向けてそれを撃つということの意味をここまで軽くしてしまうのはどうなんだろ.たかが本を守るために命を張るということを描ききれないから,あたかも互いに銃を向かい合わせた戦場の中で命を張っていないかのように描く?

第2話でいえば,敵が襲撃してきたときに利用者を外に逃がそうとする感覚もわからない.殺させたいの?相手が意図的に殺さなくても戦闘時の流れ弾を考えれば危険すぎる.最低でも避難誘導を行うべきだが,パニック的に出口に走り出させてる.やっぱない.

しかし,第3話も全員が全員BB弾を装備してるかのような戦闘だなあ.弾尽きないし.

あと,ルールがあるのか知らないが手榴弾は使わないし.狙撃兵はヘリを狙撃しないし.

こっちもむこうも殺さないように出来るだけ努力するというのを暗黙の前提にしてることからくるぬるい感じが,銃を目の前にして徒に命を粗末にしてるような印象を与える.