長期ロードテスト

お手洗いの白熱電灯を電球型蛍光灯に替えたのはいいのに,つけ始めが暗いので常時つけているという間抜けな状況を改善しようということで,両親にTEPCO製のLED電灯をプレゼントした(no title).

GWに帰省したので,どうなっているのかを見に行くことに.2月頃にプレゼントしたので,それから3ヶ月くらい使用した状況.が,その色に驚く.電球色を購入したのに,なぜか色がマゼンダっぽい白色.f:id:smectic_g:20090503113743p:image:right:medium

購入直後に色温度も演色性もまあ問題ないことは確認してあるので,たった3ヶ月で劣化したことになる.この手の白色LEDは青発光とその青を吸収して黄色の蛍光を放つ材料の二つで構成されている.計算するとわかるけど(右のスペクトルの模式図参照),右図のグラフはLEDのスペクトルの模式図,各グラフの色はそのスペクトルの色を表わしているんだけど,電球色っぽい白色から黄色の成分を少し抜くとちょうどマゼンダっぽい白色になって劣化後のLED電灯にそっくり.つまり,ありがちなことに蛍光体が熱で劣化した模様.別に過酷な条件でもないのになあとため息.

送った時は郵便で送り付けたので,実際についているのを見るのは初めて.60W相当の触れ込みで,全光束としても40Wは確実なスペック.照射パターンもこの商品は比較的電球に近く全方向に出るとはいえ,所詮LEDは下向きが多めになるので明るさに不足は感じない.つけた直後に明るくなるという特徴もあって,両親の照明の使用パターンを使う時だけつけるように改善させることには成功.

これで,蛍光体の劣化さえなければねえとため息.まだLEDの放熱の設計はノウハウが固まっていないんだろうけど,今後の改善に期待したい.