喜多村英梨 STARTING STORY LIVE TOUR 2013 渋谷公会堂(2013-07-07)

LIVE GRACE II 2日目のLIVE CIRCUS告知の時には,思わず7/7は空いてるよね?と友人にメールをしてしまったのだけど,冷静に考えて愛媛は遠いってことで,同じ友人を連れて7/7にいたのはこっち。まあ,前日休日出勤だったりとむやみに忙しかったから,愛媛に行く計画にしなくてよかったというのはかなり結果論*1

今回のTシャツのデザインは紙飛行機でほんとMiracle Glidersのためのツアー感があるのに,Re;Storyツアーの追加公演(新木場)が空きすぎて,その間にMiracle Glidersがリリースされてしまったからはしごを外されてしまった感がかなりする。

で,1st tourから半年も経ってないのにツアーって,間にシングル一つも出てないんですけど?って思ったら,一応,アニメミライのアルヴ・レズルで歌ったSha le laと,キタエリちゃん曲のChu→ning♪と,7月アニメのタイアップでBirthがあるっちゃああるけど,Chu→ning♪は会場売,Birthは8/7発売で未発売。Sha le laにいたっては収録CDなしと,リリースタイミングの調整できてなさに不満が募る。更に言うと,1st tourのBD発売が2nd tour開始の名古屋公演の次の週というのがまたありえない。さらに,追加公演の日程が渋谷公会堂の翌週で,それもかなりぎりぎりになってからの発表で,微妙に不信感が募る。結局行くから運営の思う壺なんだけど,1st tourの時は長すぎたけど,今度は短すぎ。せめて,Birthの発売日を挟むとかしないのかね?

とまあ,正直運営の計画性の無さとか,たいして曲が溜まってないのにもう一回ツアーってどうなのみたいな感じで,定番曲と,ラジオで聞く限り多分ライブで歌うと映えそうだなと感じたBirthを聞きに行くだけってなやる気のない感じで渋谷公会堂に出向く*2

で,恒例の心拍数グラフ。

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運営への不満を吹き飛ばすような盛り上がりっぷりが,よく伝わってくるグラフ。キタエリの初ホールライブってことで,これまで飛びたいのに,オルスタで周りに気兼ねして飛びづらかった鬱憤をここで晴らしてるって要素はあるにせよ,→↑(マイウェイ)とか,面白いくらいに高い。

キタエリってこんなに歌うまかったっけ?ってのが中盤くらいの感想で,1st tourだと,途中「うん?」ってな感じに聴こえる曲が混ざってたのだけど,今回はそんなこともなく。前回は,声量が足りないけどなんかカッコつけてるよってな感じに聴こえるときもあったけど,今回は,魅せたいかっこよさに歌の基礎体力が追いついて来た感じ。時々,リズムとか音程が適当な感じになったりもするけど,勢いで押し潰していくような感じで,逆に上手く聴こえてくるから不思議。ライブでの歌い方のスタイルを確立した感じがある。

ミラグラ,最初の「シャニシャニーララー」のコールが「はいっはいっ」にかき消されてしまったってという事前情報の通りで,少し残念とか考えてたからか,思ったより心拍数上がってない。ただ,次のBe Startersから→↑への流れが(事前情報でわかっていたとはいえ),もう止まらないレベルで盛り上がる。

Be Starters以外のPPPHが消滅してたのは少し残念って感じがしたけど(aliveあたりはあってもいいと思う),ロック調だから,アニソン風のコールは消えていくということなのかという理解。あと,Baby Butterflyはキタエリ指定的には,七色にしとけという話だったけど,徐々に緑が増えて,このままだと緑に染まってしまいそうな感じ。

その後,衣装替えのinstrumentalを挟んで,リリースタイミングをちゃんと考えろよ曲の一つ,Sha la laはあまりに演出がてんかん患者お断りの点滅フラッシュだったことを除いては,歌い方からパフォーマンスからあまりのかっこ良さに痺れてた。確か,これか次のLove & Hateだと思うけど,フレディーじゃない普通のスタンドを振り回しながら歌ってるのに微妙に感動する。

その後は,緩やかに心拍数を下げつつも,BirthからBe A Diamondまでの流れで再び盛り上がる。Sha le laは歌うだろうと思ってたけど,そこまで期待してなかった(けど,思ったより盛り上がった)曲だけど,Birthはそれなりに期待してたし,その期待に答えてライブで映えるいい曲だった。re; storyはコールを忘れてしまってて*3,復習対象。Be A Diamondはいつもどおりの盛り上がり。

アンコールは,「キタエリ」なのか「アンコール」なのか分かれてるけど,個人的には「キタエリ」押し。会場もキタエリが多めだったかな。どちらにしろ,「ソレッ」でリズムを整える役割をする人間が自発的にいる辺り,茅原現場感がある。物販で並んでる時も,サマキャン2の扇子やら,Key For Defectionとか,サマキャン4のタオルを見たから,ファン層がかぶってんだろう。私もそんな感じだし。

アンコールあけはTast of Paradise。いまいち,思い入れはないんだけど,なんか気分的に盛り上がっておこう感がある。次のオレンジもとらドラ見てないから,思い入れゼロなんだけど,歌詞は冷静に聞くと結構泣けるので,アコースティックという形式は初見でも楽しめるという意味で良かったと思う。アレンジも含めて完成度は高かった。

その後の,ペンライト振り講座を挟んでからのChu→ningは,基本的には→↑後継曲*4なのでそんなもんかなって感じはなくもないけど,何をこんなに盛り上がってるのかよくわからないくらいに,盛り上がってる。ペンライト振り講座で,キタエリがペンライトをステージの上の方に登って,かつ,後ろを向いて振ろうとした時に,ガコッと楽器に当ててしまったのがちょっと可愛いかった。

ともかくまとめると,1st liveから曲も増えていないのにライブやってどうするんだろうという不安がいい意味で吹き飛ばされたライブだった。正直,新曲やら他の要素(たとえば,ストリングスの追加とか)で新味を出さないと苦しいんじゃないかって思ってたわけで,本人自身が進化するという可能性に全く思いが至らなかった自分が恥ずかしくなった。

これからはキタエリの可能性をどこまでも信じていこうって,そんな思いにさせてくれた。

*1:その意味では,8/3,4のサマドリも今年は危ういんじゃないか説.現地のホテルもう取ってるんだけど

*2:そのくせ,物販に販売開始の1時間前に並ぶあたりバカだなあって思う。それも,舐めきってRe; StoryのライブTシャツ(黒)で行ったから,炎天下全く日陰のないところで,購入まで3時間,途中かなり意識が遠くなってた。今でも生きてたのが不思議。

*3:「壊れゆく chain」,「満ちてゆく truth」,「甦る faith」

*4:本人曰くハピガ後継曲らしいが