喜多村英梨 STARTING STORY LIVE TOUR 2013 神奈川県民ホール(2013-07-14)

キタエリさんの場合,シングルCDの初回限定版には表題曲のミュージックビデオが大抵ついてくるので,music Clipって存在としてどうよ?って思ってスルーする予定で,music Clip集とライブBDをあわせて買えば追加公演の先行が出るという発表があっても,苦渋の選択としてスルーして,一般販売でチケット購入。

結果,場所は2階の最後方。2階席中央部分は,4列くらいしかないから,距離って意味では悪くないけど,想定外だったのが,一番後ろだから周りのコールがあんまり聞こえないこと。自分一人だけ頑張ってるかのような微妙な孤立感を時々味わうことに。

追加公演ということで,物販はガチャが追加。500円で缶バッジ2個と喜多村英梨の物販の恒例として,なんかお買い得感がある値つけ*1。このために9時頃に並んで,11:00物販開始で,12:00前に購入完了。渋谷公会堂の時と違って日陰で待つのも楽だった上に,物販終了も順調すぎて,その後の時間の潰し方に悩むレベル。しかたがないので,ブルク13で銀魂の映画見てた*2

ガチャの釣果としては,ロゴ 3種,キタエリちゃん(白),ハピガ,Birth。キタエリちゃんが一つゲットできたのでいいやって感じ。

ということで,心拍数グラフ。

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盛り上がる場所は先週と変わらず。週末続けてだったので同じようにやった曲については歌い方とかを冷静に分析する余裕が出てくる。

先週は衣装の事を書きそびれたけど,最初の白エリの,ふしぎの国のアリスを思わせるけど可愛いだけじゃなくてちょっと戦闘力ありそうなかっこいいドレスはキタエリに似合ってて素敵だったと思う。

渋谷公会堂で聞いた時には何も思わなかったけど,Baby Butterflyの崩し方が結構大胆で驚いた。半拍遅らせる感じのアドリブが目立つので,なんだかベテラン演歌歌手っぽく聴こえる歌い方。「CD音源が生で流れてる」が声優アイドル界の王道だとするなら,まあ,邪道なんだけど,まあともかくかっこ良く聴こえるから個人的には大歓迎*3。ただ,アレンジとリズムのズレは紙一重でトリッキーだから,素人目には演奏してるバックバンドの人たちは生きた心地しないんじゃないかって思ったりもする。

先週から,コールの復習をかなり入念にしたので,主要な曲のコールは基本的に忘れず。渋谷でうろ覚えで出来なかったMy Singingのコーラスもきちんと出来た。あそこのシーン,コーラス要求してMy Singingを歌い終えた後,演奏が続く中何も言わずにステージから立ち去るので,コーラスが出来てないって思ってた渋谷の時はキタエリが切れて演奏途中で帰ったんじゃないか?ってビクビクしながら見る羽目になって精神衛生上よくなかったけど,今回はそんなこともなく安心して見送れた。

Sha le laのピカチュウフラッシュは今回はもう少しマイルドな照明効果に変更。その後のLOVE & HATEは,渋谷の時もそうだったけどスチーム吹き出し過ぎて,キタエリ見えないって感じの演出の大盛り感が素敵。

brand-new bloodは,基本色の青がメインだけど,血だから赤を振ってる人が増えてきてて,これはこれで一部には定着しそうかなって予感。

その後のMCが前回のライブと同じ曲を歌うけど,みんなどう受け止めてくれるんだろう的な重いことを話してるけどオチがなくて投げっぱなのが凄かった。結果論としては前回のライブとは全く歌い方が違うというか,更にかっこよく聴こえたから,なんかそんなこと言われても的な感じがしたけど,そういう意識があるからこその改造だったのかと思うと,少し感動する。いい意味でも悪い意味でも他人の視線を気にし過ぎるキタエリさんっぽい。

追加公演での追加曲として,先週ラジオで解禁したBirthのカップリング(Lifetime Trader)が来ることは想定内だったんだけど,Birthの後にMCで一言も言わずにいきなり歌い始めるとは想定してなくて驚いた。要求高すぎ。Lifetime Traderは途中,なんか野太い声でコールが入る。ラジオでは何言ってんのかわかんなかったけど,会場では「GO, GO GO」って聞こえたので,とりあえず,そう叫んでた。

re; storyは,コール(「壊れゆくchain」「満ちてゆくtruth」「甦るfaith」)を思い出そうとしすぎたのが良くないのか,思ったより心拍数高まってない。その後の,Be A Diamondは安定の心拍数。

アンコールは,Taste of Paradiseはお決まりとしても,その後何の説明もなしに始まった経験値上昇☆に対応できなかったのがかなり痛恨。会場内はかなり,ヘタするとミラグラあたりのコールよりも反応率高かったことを考えると,修行が足りんなあと思う。あまりにもロック調なので,なんかメロディーは聞いたことあるんだけど,何か思い出せないってのが2番くらいまで続いたし,気づいた後も,そもそも,みなみけの曲のコールはうろ覚えどころか知らないという惨状。

短めのMCを挟んで,Chu→ning♪と,Happy Girlなんだけど,Chu→ning♪の曲名を叫んだ瞬間に不意打ちのように現れたダンサーに唖然としてしまって動揺が隠せないのが心拍数からよくわかる。Happy Girlの演出のみを考えれば,ダンサーを追加するのは妥当なんだけど,アーティストキタエリとしてどうなの的な動揺が隠せてない。

そこまで網羅的な知識があるわけじゃないんだけど,サポートバンドをつけると普通ダンサーは付けなくて(茅原実里とか典型,高垣彩陽もつかない。坂本真綾もLisaもつかないよね,確か),ダンサーがつくと生バンドは普通しない(堀江由衣とか)イメージがある。前者が,声優アイドル的に邪道というかアーティストよりの売り方で,後者が王道ってイメージ。両方つけるというと水樹奈々くらいしか知らないので,声優アイドル的には覇道という感じがする。

その上で,言っちゃ悪いけど王道感ゼロのキタエリさんのライブにダンサーが出てきたことに衝撃を隠せないでいる(ハピガ単体の演出としては,本人のダンスも決まってたし,良かったと思うけど)。執拗に繰り返される奈々さんへのアピールといい,このまま,水樹奈々的な全てを取り込む覇道ポジションに舵を切るって意思表示なんだろうか。いやー,どうなんでしょう。*4

Happy Girlが終わって,演者がはけても電気がつかないので,「もう一回」コール。ダブルアンコールで何が来るんだろうと思いきや,→↑をもう一回やって,最高潮に盛り上がって終了。ただ,未だにBefore the Momentを期待しつつUOを準備してる自分の未練がましさがひどいと思う。まあ,UOは無駄にはならなかったけど。

あと,ちょっといい話としては,公演終了後場内アナウンスが終わるまで三本締めを待ったのが面白かった*5。ところどころで拍手が暴発してたけど,それが全体に広がらない。最近は,仕切りたがりが我先にと三本締めを始めて,場内アナウンス流れている中三本締めをするという凄いバツの悪い思いをすることが多いので良かった。

そんなこんなで,アニサマも7-8月に山ほどあるリリースイベントも回避ってか乗り遅れてダメなので,とりあえず怒涛のキタエリ週間は終了。次の展開はいつになるんだろ?常識的には今回のライブをBDで販売するだろう冬以降,ヘタすると年明けって感じか。なので,8月前半のサマドリに備えて予習の軸を茅原実里に移す。LIVE CIRCUSは前半が終了してセトリが固まってからでもいいかなと。

*1:その代わり,あまりデザインとか気合入れてないという批判を時々見るけど,Tシャツとかは普段使いしやすいって意味で評価してあげようよ…

*2銀魂の映画は,なんか評価にかなり悩む。ってか,微妙。

*3:ただ,ライブ後にCD音源を聴くとキレイすぎて物足りなさだけが残るので,それだけはなんとかして欲しい

*4:あとで調べたら,堀江先生と同様ダンサーだけじゃない?って勝手に思ってた田村ゆかりもダンサーとサポートバンド(桃色男爵)の両方がつくらしいので,単に,キングの癖ってだけであまり深く思い悩むこともなく,素直に,「カネかけてんなあ」,「期待されてんなあ」と喜んでおけばいいような気がしてきた。

*5:どこ発祥かしらないし,そもそも観客がするのはおかしいという批判もあるけど,声優系のライブは公演終了後ファンが自発的に三本締めをする。なんか独特の一体感があるので個人的には好きな風習