茅原実里 SUMMER DREAM 河口湖ステラシアター(2013-8-3/4)

8月は,適当に予定を詰め込んだら,7月の時点で下のような感じでフリーな週末が一つしかないスケジュールが確定してしまって,充実してるんだか,趣味に振り回されてるんだかという具合。

コミケは初日の企業ブースに友人に頼まれた買い物をしにいったら企業ブースの導線で地獄を見た上に,買うどころか並ぶことすら*1出来なかったということくらいで,可も無く不可も無く。

LIVE CIRCUSの前に忘れないうちにSUMMER DREAMのレポを上げておこうということで,お盆に心拍数のデータ整理をしてた。

いつもの心拍数データ

こっちが1回戦(8/3)

f:id:smectic_g:20130816190345p:image

次が2回戦(8/4)

f:id:smectic_g:20130816190346p:image

今年のSUMMER CAMPあらためSUMMER DREAMのテーマは野球。去年は土曜日だけの参加で,1泊だけして次の日帰るという具合だったけど,今年からは2日参加で月曜日を休んでのんびり帰るという贅沢なスケジュール。来年も同じスケジュールが出来るかは微妙。茅原実里のライブに終了時間のコントロールが期待できるかというとかなり微妙なので,河口湖駅の終電に乗り込む自身が持てるかというとかなり心もとなく,月曜日に休みが取れそうに無かったら2日参加は今年だけって可能性は比較的高い。

心拍数の動きは両日共にさほど変わらず。

セトリを順番に追っていくと,去年ZONE//ALONEが最初でサイリウムの色論争が有耶無耶になった記憶が新しかったので,絶対に僕らを待っていたがトップバッターだと思っていたけど,野球テーマということで「しまっていこうぜ」のHYPER NEW WORLDが勝利。

そのスタートから,灼熱パラダイスまでそこそこに盛り上がる。灼熱パラダイスってBirthdayライブで歌わなかったので,凄い遠い印象がある。最初はSUMMER CAMPテーマ曲だったFreedom Dreamerが押しも押されぬポジションをゲットしたことを考えると,この曲がどこまで育つのかは興味深いけど,Sunshine Flowerと同様ステラシアター専用曲に収まるのかな。

その後のMCが異様に長いのは,会場からランダムに8人抽出してステージに上げて,次の旗曲を一緒に踊るという素敵企画のため。この企画の何が恐ろしいって,お客さんでもステージに上がった以上は左右逆の振りをしないといけないということ。会場の全員がもし当たったら左右反対の踊りできるかなと心のなかで練習してただろう。それも,初日はより難易度の高いBest mark smileだったので,どうなるんだろうと思いきや,たった2回の練習でさらっとみんなこなしててこの集団の練度おかしいと感心してしまった。まあ,2日目は難易度低目のLush marchだったけど,2人ほど左右反転を諦めてたから,ただ単に初日のメンバーが精鋭すぎたってだけなのかもしれない。

で,次がファン投票で選んだアニソンカバー曲コーナー。ちなみに,自分は何を思ったのかいきものがかりホタルノヒカリをリクエスト。もちろん歌われることはなく,私以外に投票があったかどうかすら怪しい。

カバー曲のチョイスとしては聞いてみれば想定内。2日のうちのどちらかは映像収録のためにlantis縛りだからgod knowsやら冒険でしょでしょ?が来るかなあって思ってたら,映像収録自体がなかったので*2,そんなこともなく。両日共に単純にリクエストが多そうな曲がチョイスされた雰囲気。

初日のETERNAL BLAZEは,私も含めて西武ドームを回避してここに来た人が多数いただろうことを考えると,ニヤッとしてしまう。会場全体のコールが揃うのも当然。最初のイントロで飛んでると,ちょっといつものペースとあわなかったので,多分微妙にテンポを落としてる。そこら辺のアレンジと合わせて,ちゃんと茅原実里の曲として歌いこなしていた。歌詞の意味が心に伝わってくる独特の歌い方。何を歌っても茅原実里の歌になるというよりも,茅原実里の歌にすべくきちんと考えてアレンジしてるんだろうなあという感動。カバー曲コーナーは本人の歌声自体も当然楽しみだけど,CMBの演奏にも,こう来たかという楽しみがある。

二日目は空色デイズよりもonly my railgunの原曲とは違った雰囲気のパンチの効いた歌い方に動揺を受ける。あと,ちょうど前にいた二人組がリミッター解除といった感じで,レールガンの時だけ凄い情熱的なというか,イベンターっぽいリウムの振り方をしてたのがすごい印象に残った。そんな感じで会場の雰囲気に当てられてレールガンの後半にかけて心拍数が結構上がってる。

その後,この世界は僕らを待っていたをこなしてからのinstrumental。2日目で特異的に心拍数が上がっているのは,2日目の席がちょうど1Aの通路際で近くにばばちゃんが来てたから。同じ論理で,最後のフリドリも通路でフリーダムな演奏をしてるCMBに当てられて凄い心拍数の上がりよう。通路際の人たちはみのりんがカラーボールを投げたのも無視してみんな後ろ向きにナベちゃんを見てたので,ちょうど近くにカラーボールが落下して騒然という面白ストーリーが。ほんと,何しに来てるんだろ。まあ,茅原実里現場はそれくらいサポートバンドが大事にされてる感がある。

その後,衣装替えでしっとり大人な曲というか赤リウム曲を挟んでから,7回の攻撃ということで,両日共にゴム風船を飛ばす。本人も言ってたけどこの瞬間の野球場感は凄かった。この瞬間が定点カメラ以外の映像として残ってないのは少し寂しい。それくらい素晴らしかった。そこからの怒涛の攻め曲*3連発で心拍数もわかりやすく上昇。

バースデーでも去年のサマキャンでもさほど上がってなかったZONE//ALONEで,会場もそうだし,自分自身もTERMINATED並にきっちり盛り上がってることに感動する。1年経って曲が育っていくというのはこういうことなのだと実感。その点で,この世界は僕らを待っていたは思ったより盛り上がってないというか,例えばBメロでPPPH+裏飛びしてもいいと思うんだけど,まだみんな硬くて何もしてなかった。もう少し経ってどうなるのか楽しみ。

そして,通常進行の最後がSunshine Flower。ある意味ステラシアター専用曲と言った趣。去年もステラシアターで聞いて,あまりに感動して,帰ったあとに慌ててシングルを買い揃えたのもいい思い出。「真夏の思いつきが」から始まる一連の歌詞が,本当に真夏の思いつきとしか言いようがない,この場所,この瞬間で歌われることで完成するなあといつも思う。

その後,アンコールのコール。いつもなら,アンコール→もう一回となるコールが,この時はテーマが野球ということで,延長戦→もう一回となってた。初日は結構カオスで,最初みーのりんとコールする一派を,ここは水樹現場じゃないのでとアンコールのコールでつぶした後に,どこからともなく流れてきた延長戦コールに,各自がこれはいいと思って入れ替わっていく様が面白かった。

その後,逢いにゆきたいは両日共通で,その次は初日はアイノウタ。偉大過ぎるLush marchとBest mark smileと比べて明らかに旗曲として定着してない。この日も,イントロ流れたタイミングで前2曲ならバースデーライブのようにみんな瞬時に旗に持ち替えるのだろうけど,この日はラスト近いタイミングや照明が最初暗くて明るくなるまで時間がかかったこととかも相まって,ひょっとして旗振らない?と思ったのか,青いペンライトから旗への転換作業がかなり遅れてた。振り自体もまだうろ覚えのところが抜けなくて,またULTRA-formationのBD見直そうかと考えこむレベル。

2日目はそのタイミングでpurest note。曲自体は悪く無いと思うけど,PVの出来がそれ以上に良すぎるので,個人的にはPV詐欺だと思ってる。だからこそ,PVの舞台であるステラシアターでクラップしながら聞けて感動。

で,その次がもとはサマキャン2テーマソング的なポジションだったとか完全に忘れ去られるほどに盤石の地位を占めるに至ったFreedom Dreamer。初日と2日目で盛り上がりが違うのは,1日目は1C最後尾で普通に過ごしてたけど,2日目は1Aの最後尾通路側で初日はわからなかった,CMBの通路での所業に呼応して盛り上がってる。通路という意味では,ステラシアターの円形劇場の通路に,ベース(少なくともセンターの位置は確認)が置かれていて,1周すると1点入るという趣向だったらしいと初日の帰り際に気がつく。もっとも,会場のスコアボードの得点と回った回数をあわせてるわけではないけど。

2日目の最後のMCで,今回は国技館でのクリスマスライブが発表。初日はスコアボード上では同点でみのりんの大勝利宣言でぐだぐだのうちに終わったけど,2日目は,この発表でこれは逆転満塁ホームランでしょできっちり締める。国技館は3/3に行ったきりだけど,そんなに広くないので,去年のSSAと比べて縁者を全員かき集めないと埋まらないという不安はなく安心感がある。

そして,4月のゴタゴタのお詫びを両日共にして,純白サンクチュアリ。両日共に大サビの一部を観客に歌わせる趣向。突然の振りでも意外と対応できるもんだなと驚く。2日目は感極まって途中泣いちゃうけど,ちゃんとリカバリーするあたり伊達に何年もライブやってないということか。ファンの方としてはあのあたりのゴタゴタは普通に収まったからってのもあるけど,そこまで気にしてなかったから,謝られた後の対応に凄い困った。実際会場全体に気まずい沈黙が流れる。拍手するのも変なんだけど,それ以外にすることないので結局拍手という流れ。ただ,ファンは気にしてなくても,運営や茅原実里本人としてはこのSUMMER DREAMは重要な再スタートの場所だったんだなあと,みのりんの涙に思う。

セトリも,SUMMER DREAMとしては最初だからってのもあるかも知れないけど,いつものSUMMER CAMPと違っておちゃらけソング(みのりん音頭とか)なし。凄い締まったライブ。逆に言うと,再スタートだから慎重に行ったのかなあとすら感じるような堅実なセトリ。来年はどうなるのかが今から楽しみ。

希望的観測だけ並べると,来年は新アルバムが出て,そのツアーを前半でするだろうから,その反動でSUMMER DREAMはお祭り要素多めになるんじゃないかなあと思うけど,アルバムスケジュールも何も全くわからない現状では,取らぬ狸の皮算用もいいところか。

*1:悪名高きTBSブース

*2:それはそれでとても悲しいことだが,映像集録画ないならないなりに好き勝手出来るってことで納得しようと思う。しかし,いつもならカメラレールが敷かれるアリーナ最前とステージの間に空堀がある時点で2日目の映像収録もないことに気づけよと言いたい

*3水樹奈々がよく言う謎の表現