茅原実里 NEO FANTASIAツアー

なんか,ライブの前日に慌ててレビューを書くことが多いなあという印象。

ちなみに,5/6月のライブ参戦履歴/予定は

といった感じで,明日の水樹先生のLIVE FLIGHTの前に印象が上書きされないうちに慌てて書こうという魂胆。どうでもいいけど,水樹先生は限定Tシャツに自分の写真を載せないと死んじゃう病気なんでしょうか?

まずは参戦した3公演(東京は当たらなかったのよね…)の心拍数グラフ。

5/3 名古屋

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5/4 大阪

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5/11 横浜

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各ライブの曲ごとの平均心拍数をまとめたのが以下のグラフ

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基本的には最初の山が覚醒フィラメントで来て,次の山が純白とインスト,そこからは徐々にクライマックスのZONE/ALONEに向けて盛り上がっていって,アンコールのFreedom Dreamer/Hyper New World/Voyger Trainで弾けるという流れ。

各公演別に見ると,名古屋は新鮮に楽しんで,その後大阪では疲れと慣れのために妙に心拍数が上がらない現象。横浜は集大成なので盛り上がらなきゃと思ったのか名古屋くらいに盛り上がってる。

大阪のendless voyageが個人的にはかなり印象悪くて,なんか妙に気持ちがこもりすぎてるようなアレンジに聞こえたので(あの曲は感情があるんだかないんだかというスレスレのラインでスタイリッシュに歌わないといけない曲という認識),それに引きずられてすごい盛り下がってるかと思ったけど,大阪公演全体が妙に心拍数上がってないので,あまり客観的な感覚ではなく,疲れともしくは限定Tシャツ買えなかった悲しみのせいかなあという理解の方が正しそう。

最後の横浜がかなり後ろのほうだけど中央でかなりしっかりと演出が見れたので演出に関する感想はそれがメインになってしまうのだけど,横浜公演では特に演出に言葉を失う場面が多かった。

まずちょっと嬉しかったのは横浜限定でTREASURE WORLDで出てきたブラス隊。ただ,どうも実際に吹いてる感じがしなくてエア感があったのでフーンという感じ。

で,はじめにすごいと思ったのがTOON→GO→ROUNDでの回転LED。それまでの公演では位置の関係で,右上に8個並んでる回転するLEDがなんか回ってるけど何してんだろ?と思ったら,LEDが回転するのに伴ってサーチライトのようなオレンジの光の線が回転してるのが凄まじく幻想的に見えるというのがちょっと後ろにいると見えて感動する。どれくらい光の筋を見せるかというのは調整できるみたいで場面によってどういう演出にするかは選んでるみたいだった。それに気づいたのが横浜だったので,覚醒フィラメントからのTOON→GO→ROUNDでの心拍数が下がりがむしろ大きくなってるのが面白い。

今回のツアーで最新シングルの儚くも愛しき世界の中でとFOOL THE WORLDの印象がかなり変わった。シングルで聴いてる限りだとノブナガザフールの個人的な印象の良くなさ*1が影響して,あんまり印象良くなかったんだけど,ライブで聞くと,どちらも茅原実里の音域のギリギリをきっちり攻めててすごい綺麗に聴こえる曲だなあと感心する。FOOL THE WORLDの方はZONE//ALONEのように心拍数が上がる曲に育つんじゃないかなあという予感がする(逆に待っていたと彼方は現状を見る限り難しいと思う)

Lush march!!は唯一大阪が名古屋を上回っている曲。理由は明確で,大阪から大先生の確変が始まってるから。照明を背に上の階から大型の旗を持って登場する大先生は神々しかった。というか,その登場の仕方はみのりんにとっておいてよと思うくらいの神々しさ。でも格好は食い倒れだったりあれなんだけど。というか,そもそもが,他のCMBの衣装と比べて大先生だけすごい普通だったのがツアー中ずっと不思議だった。他のCMBの衣装はいかにも遊園地のキャスト感がするフォーマル度だったんだけど,大先生だけは衣装っぽくなかった。これまでのライブだとさほど何も思わなかったんだけど今回はダンサーもいて全体的に演出がかってたからちょっと気になったが,理由が明かされることはなさそう。友人は遊園地のお父さん役と茶化してたが。

さらに,大阪ではエアギターっぽい感じでギターを操り,横浜に至っては明らかに音を出してギターソロを弾き鳴らす無双ぶりに*2ブラス隊がエアぽかったこととの対比で吹く。

NEO FANTASIAは最も演出で衝撃を受けた曲。特に,横浜で後ろのほうから見るとパシフィコの天井が高く円形に近いホールの形状のせいもあるだろうけど,ミラーボールからの反射が壁に回りながら映る様子に言葉を失う。名古屋,大阪では大先生のバイオリンのイントロを見届けた後に申し訳ない程度に青いペンライトを振ってたんだけど,横浜ではこの素晴らしい光の演出を前に言葉を失ってただ立っていた。

これを受けて前だけがいい席ってわけじゃないよねって友人に話したら,そのポリアンナやめてと言われてちょっとショック。

名古屋では東京でのセトリを聞いて当分Freedom Dreamer聴けないんじゃないかと思った矢先のFreedom Dreamerだったので壊れたように上がってる。横浜ではそれに加えてVoyager Trainが来てFreedom Dreamerとほぼ同じ心拍数を維持。

Voyager TrainはAメロ,Bメロの音が低すぎてほぼ茅原実里が出せる限界で声が張れない上にPPPHもついてくるので,いい歌詞なのに聞き取りづらい問題があって今回もそれはそうなんだけど,低いところの歌い方をちょっと工夫してるように聞こえたのが面白かった。

で,ラスト。Neverending Dreamに載せて結婚式の二次会で披露宴のビデオを流すかのようにその日のライブ映像と,事前に撮っておいたファンの記念メッセージを流す趣向で,恐ろしく多幸感がある。この映像で映える場面をつくるために,TREASURE WORLDを歌った後にわざとらしく帽子を投げるあたりとか面白い。

あまのじゃくな人間としてはファンを顔出しで出しちゃうと映像化の時の権利関係どうするんだろとか*3,こんなに完璧な演出しちゃったらもうNeverending Dreamライブで歌えないじゃんとか思っちゃうんだけど*4,まあ,幸せだったからいいや。

次のみのりんライブはサマドリ2から11/18(火)の武道館。休み取れるといいけどどうだろ。うっかり当日とか翌日に会議仕込まれたら最悪すぎる。

*1:なんで,人類の歴史上振り切れたレベルの英雄であるカエサル様が辺境の田舎領主でしかない上に実在もしたか怪しいアーサー王なんて端役にかしづかないといけないのかという不満が。最近はちょっとフリーダムな感じになったのでその悪印象は若干緩和されつつある。ちなみに,これを友人に話すとお前は塩野七生かと罵られる。あと,カエサルが禿げてないのが許せない。歴史上最もかっこいいハゲを上げろと言われたらカエサルだろ絶対。

*2:直前に,スタッフが慌てた様子で走ってきて,左の松尾さんのあたりでなんか作業しててたのはこのためかなと理解

*3:purest noteのPVで普通に顔出しでファン出てるから,問題なさそうではあるけど

*4Evan Callさんはアヴァロンの王冠に引き続き,一つのライブでしか使われなさそうな曲作り過ぎだろうと。