LIVE GALAXY(2016-4-9/10)

今更感あるけど,せっかく行ったので…

前回の東京ドームのLIVE CASTLEは声優アーティストが東京ドームで単独ライブをする歴史的瞬間だからと友人に誘われて行った。その時はQUEEN's nightの1日だけ参加で後ろから2列目,広い会場に音の速さで移動していくサイリウムの輝きに目を奪われた記憶がある。音の速さが有限であることを否が応でも認識させられる空間。

これ単体では声優ライブにハマりはしなかったんだけど,翌年の茅原実里のD-Formationツアーで染まって今に至る私の原点の一つ。それがもう一度あるなんてねえという喜びと,流石にもうこれが最後のドームかなあという思いが重なる感じがある。

とりあえず,それぞれの心拍数。セトリはこちらを参考に。

初日のGENESIS

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2日目のFRONTIER

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全体的にGENESISの方が高めなのは,昔の曲のほうが好きだというよりかは席の問題かなあと言う理解。GENESISは端ではあるけどアリーナの先頭ブロック。その煽りを食ったのか,FRONTIERの方は2階席の真ん中辺り。全体の演出を見られるという意味では悪くないけど,やっぱ色々豆粒のような感じは否めない。

初日のGENESISはいきなりエタブレから入って残光のガイアにつなぐあたり攻めてる。演出的には登場シーンが巨大バルーンが破裂して登場というのを初日だけかまして来たのがすごいなあと思った。あと,Never let goの光る棒を持ったスターウォーズの帝国軍っぽいチームヨーダの人数に震える。これは2日目に強く思ったけど,光る棒は遠くから見ても結構見栄えがするので悪くない。心拍数的にはその次のBring it on!とExterminateが結構高い。Exterminateは盛り上がるという意味では近年ではかなりの当たり曲だと思う。

心拍数的には,そこからGlorious Breakまで谷間。Glorious Breakは今回の大型乗り物であるところの人型ロボットGalaxy 7が出てくる。初日はこんな巨大な物体があるのか,動くのかと震えたけど,2日目に2階席の後ろから見てる分には東京ドームって広いからこれくらいが丁度だよねと思うあたり,改めて東京ドームは広いなあと。なんで,初日はともかくよくわからん巨大な物体が,今回のアルバムで一番曲調が荘厳で個人的には大好物なGlorious Breakとともに流れてくるという意味で2重に大興奮で心拍数結構高い。

その後のオケファンはもうちょっと盛り上がって良いんじゃないかなあと思ったが,まあねえ。

Clutch!からスパジェネの流れが次の山。最後に歌ってない曲があるよねで歌詞の一節を思わせぶりに水樹先生が言った瞬間にめっちゃ後ろの女性が反応してた。自分としては記憶力が摩耗しきっているのでそんな超反応無理とか思ってしまい,ファンクラブの末席として非常に申し訳ない気分になる。で,POWER GATEでそこそこ心拍数を上げてフィナーレ。

二日目は席が後ろのほうだったことを言い訳に,全体的に心拍数的には低調。まあ,東京ドームの2階席は跳ぼうとするとスロープが急だから飛びづらいというのも言い訳にしたい。が,その停滞をDISCOTHEQUEと恋の抑止力が破壊する。DISCOTHEQUEは出てくるかもとは思ったけど,恋の抑止力は想定してなかったので,イントロ直後の上がり方がすごい。

初日に盛り上がったGlorious Breakは2階席からだとGalaxy 7が意外と小さかったのに唖然として意外と上がってない。逆に,次のVIRGIN CODEがイントロ直後に嬉しくなって上がっている。この曲を聞くと未だに香川のテアトロンに行った時の記憶が蘇ってくる。あの場所は楽しかった。

その後のLove Brick, Clutch,POP MASTERがこの日の心拍数的な最高潮。ここで間髪入れずに最後のAstrogationをやれば心拍数的には最強だったんだろうけど,まあ演者の体力的に無理か。Love Brickは未だに結構好きな曲。これとHappy☆Go☆Roundを合わせたスイッチガール曲はかなりお気に入り。こういうカラッとした楽しい曲を歌わせると絶品だと思う。

POP MASTERは遺伝子に刻みつけられてる感じ。AstrogationはLIVE Galaxyなんだから絶対に流れるだろうと何故か初日に思ってて来なかったという算数できない自分のアホらしさが憎い。MCで下がった後の心拍数をきっちり100オーバーに戻す程度には高まる。その後は,体力の限界が来てたのか心拍数的には盛り上がらず。曲も愛の星とかしっとりとした曲も混ざりつつだったのでなおさら。

両日共通で流れる謎のビデオのストーリーが今考えてもいまいちよくわからんこと以外は良いライブだったと思う。あのエネルギー不足がどう解決されたのかもよくわからないし(Galaxy 7が再起動することによって充填されたのだろうか…),ロボットが最終処分場に落とされて捨てられてくのをむやみに強調するあたりの意図が謎すぎた。ただ,これは毎回なことなので,まあ別にという感じはある。歌が良ければ良いんですよ。

そういえば,今回特にゲストもなく,企画物だと結構な頻度で呼ばれる大先生じゃなくてムッシュも呼ばれず,いつものメンバーでやったというのは,前回との一番大きな違いだと思う。いつもどおりでも東京ドームを埋めますよという宣言というか,自然体が一番という今までやってきたことに対する自負みたいなものを感じた。1-2年前のライブから徐々にチェリボのコーラスを増やしていったような流れは今回も継続。その意味で,音楽的な意味ではこの1-2年でチーム水樹が色々と試してきたことの集大成なのだろう。