ZFSの安定性

普通に使ってるぶんにはFreeBSDFreeBSD 8.0-CURRENT-200902)上のZFSは普通に使ってるぶんには安定しているんだけど,send-recvを使ってバックアップしようとするとカーネルパニック率が跳ね上がる.incrementalがあるとなおさら.

ケース1
内蔵のSATA経由でsend-recvでバックアップを取ったディスクを外付けUSBケースに突っ込んで,send-recvでincrementalバックアップを取ろうとしたらカーネルパニック.再度つなげたらデータへの損害はなし.
ケース2
内蔵のSATA経由でHDDにsend-recvでバックアップを取った後に,一回だけincrementalバックアップをsend-recvで取得.それから1ヶ月後につないで同様にincrementalバックアップをしようとしたらカーネルパニック.-Iオプションを-iオプションにしたらいまのところ動いているが,完了するかは不明*1カーネルパニックしたので電源断したら,send元のpoolを構成するHDDの一つに単独では回復不能なread error発生(raidzなので全体としては問題なし).

あと,全く関係ないんだけど,FreeBSD上にZFSでファイルサーバを構築してる人で地デジのTSをsambaでもnetatalkでもいいから,普通に再生できる人っているんだろうか.通信速度が足りないはずはないのに,なぜか,スムースに再生できない.

仕方がないから,現在はローカルのHDDにコピーしてる最中にvlcの追っかけ再生機能で再生してる.無線LAN経由でも上の方法でちゃんと見れるから,通信速度が足りないってわけではないはず.さらに,GbEで接続したWindows Vista SP1がclientの場合,圧倒的な(最高で80MB/sくらい,遅くても平均60MB/sは固い)コピー速度が得られるのに,それでもときどき再生が途切れるので,本当に謎.

追記

家から出る時にバックアップをしかけていったら,なぜか途中でお亡くなりになっていて,仕方がないので電源を落として再起動したら,メインのraidzがunavailableになっててさあ大変.

まあ,電源の安定性とからんでいろいろ起きていることがわかっているので,ひとまずバックアップ用に繋いだsamsungの1.5TBを外して,起動させてみると普通に認識したので一件落着(ただし,zpool statusにはread errorの勲章が二つ追加されたけど).

ただ,もうsend-recvでincrementalバックアップをとろうなんてしないほうがよさげ.自分の環境ではトラブルが多すぎる.recv側でだけ問題が起こるならいいんだけど,send側も巻き込むから危険きわまりない.

*1:コピーは出来てそうに見えてたんだけど最終的には異常終了してた