なんかよくわからないが

自分がいろいろと楽観的すぎることだけはわかった.

ZFS on FreeBSDのサーバの方はバックアップ用の1.5TBのディスクの追加と,amd64環境への移行だったのだけど,昨日書いたようにまあぐだぐだ.で,amd64環境への移行はともかくハードウェアの変更のみは休みの間にしておこうということで,マザーボードを入れ替えてみたら(考えなくても当たり前のことだが)致命的な問題が大量に発生.

入れ替える前のボードはDG35EC,入れ替えた後はG43T-M.こういう時に問題が起こるのはたいていSATA関係か,ネットワーク関係と相場は決まっているのだけど,SATAは問題なくさくっと認識して起動.が,ネットワークが認識されない.

一応,G43T-Mに搭載されているネットワークチップはAtheros L1eっぽいので,7.1-Releaseを入れてあるならば普通に認識するはずだが,なぜか認識しない.で,カーネルのコンフィグを見たらなぜかそれだけ切ってコンパイルしてあったので,それをonにしてさてどうなるかとやってみたら,意味がわからないのだけど,ルートボリュームがマウントできない.

前に起動できたカーネルとだいぶ違っているから,ドライバだけロードすればどうなるんだろうとloader.confを書き換えて起動させたのが運の尽き.新しいカーネルで起動できないぶんにはkernel.oldで起動すればいいだけで何とかなるんだけど,loader.confが変になった時にその行だけを修正する手段がそのときの自分にはよくわからなくてぐだぐだやっているうちに,結局どうにもならなくなって終了.今になって思えば,ドライバをロードしないようにすればいいだけなのに(disable-module).たぶん数回なら起動できたから,その段階でデータをサルベージすれば良かったんだよな.

まあ,WAN側のアドレスの通知ソフト以外は起動ディスクにはたいしたデータもなかったからまあ消えたからといってそう困ることもなく復旧できたんだけど.ちなみに,7.1-STABLEも7.1-ReleaseもG43T-M内蔵のネットワークは使えないけど,8.0-CURRENTなら何もせずにネットワークから何から動いた(全部x64版)ので,ドライバだけ最新にするとかいう器用なことが出来ない初心者としては8.0-CURRENTをインストールするはめに.

作業前にexportしておいたZFSの方は,こんなことがあったからすごいびくびくしながらimportする.import自体は正常に終了してだいぶほっとしたけど,面白かったのはsnapshotが全部吹っ飛んだこと.電源を切っても,同じマシンでexport,importしても消えないけど,別マシンに突っ込んだら消えることがあるということらしい.*1

で,変更後の構成と消費電力

【CPU】 C2D E6300 1.86GHz
【M/B】 ECS G43T-M
【電源】450Wのノーブランド
【FAN】 120mm*2
【VGAオンボード
【HDD】 ADATA SSD 300, WDC 10EADS, WDC 10EACS, SAMSUNG HD103UI(つまり,32GB*1, 1TB*3)
【メモリ】 1GB*2
【Sound】 オンボ
【LAN】 オンボ(Atheros L1e)
【OS】 FreeBSD 8.0-CURRENT
【光学ドライブ】なし

アイドル時 86W (<-99W)

gccコンパイル時 105W-108W (<-116W-120W)

アクセス時 92W (<-110W)

全体的にだいぶ省電力化したけど,やはりまだ多い.でもG35は省電力って意味ではやっぱ微妙だったということで.しかし,今後計算サーバ化するとメモリは増やすはCPUはQuadとかDualの速い方にするとかしてしまうと,チップセットで削ってもたいしてなあという感じが.

*1:後に勘違いだったことが判明.zfs list -t snapshotとか-t allをしないとsnapshotは見えないので消えたと勘違いしてたみたい