ZAQ NO RULE MY RULEツアーまとめ(2016-9/10)

NO RULE MY RULE ツアーは気合としては全通したかったのだけど,水樹先生の甲子園ライブがあったので仙台だけは断念。

心拍数を並べると以下の通り

9/17 愛知 名古屋ボトムライン

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9/18 大阪 梅田CLUB QUATTRO

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10/2 福岡 DRUM Be-1

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10/22 東京 新木場STUDIO COAST

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心拍数だけ見るのならば(そして,心情的な視点を含んでも),私が2016年行った中*1で,ライブのテンションが一番高いアニソンアーティストって誰よ?と言われたら,かなり圧倒的な差をつけてZAQだと思う。

ZAQの場合,盛り上がる曲をMCなしで連続させたり*2,入れても1-2分程度の短いMCで済ませることで,他のアーティストなら1曲分くらいが限界の心拍数140超の盛り上がりを10-20分維持し続けることが出来る。これが私だけだったら切ないんだけど,結構周り含めて同じようなテンションで飛び跳ねていたりするので,演者,自分,他の観客でテンションの高さがポジティブフィードバックのループを形成してよくわかんないことになってる。

ただ,心拍数を眺めてもそうだし,その場にいた感情としてもKURUIZAQツアーよりはイージーモードになってたんじゃないかなあという感じはある。あのツアーでは盛り上がり区間は心拍数150超だったから,10近く低く,加齢と生活習慣で下がった分を考慮してもやっぱり低いなあという印象。あと,いい意味でKURUIZAQよりモッシュが減った。KURUIZAQツアーではトゥッティの時とか結構身の危険を感じることが多かったのだけど,そういうことは今回はなかった(ので,みんな怖がらずに来てください…)。

今回,セトリはほぼ固定と見せかけて,意外と中盤の曲がコロコロ入れ替わるので出回ってるセトリと自分のメモが照合できなくて焦ることが多かった。ヒロインは嘘が自分結構好きなんだけど,結構レア度が高かった(名古屋と東京のみ)。心拍数のことばかり話題にしてしまったけどZAQはスローな曲でもきっちりいけるんだよという意味で,名古屋のヒロインの嘘は本当に感動した(東京は名古屋と比べると不思議となんかグッと来なかったのだけど)。歌詞はもてる男のセカンドやってる女性の悲哀というどこの中島みゆき?という歌詞なのだけど,辛さとか痛さが刺さってくるような歌い方で,やっぱミュージカルって重要よねとか意味のわかんないことを思ってた。

印象に残った曲を順に書くと,最初の3曲がNo Rule My Rule,絶好調Unlimited,Alterationと3曲固定でスタートダッシュを決めるのは凶悪だったなあと。ホップ・ステップ,ジャンプ的な意味で。最後に一番盛り上がるであろうAlterationを持ってくる設計が凶悪。そう言えば,No Rule My Ruleの歌詞で一番好きなのが「ここが最高点って決めたら 進めないじゃない!」という言葉。死ぬときも前のめりに死にそう。これ,常に今のパフォーマンスを最高にしようともがき苦しんでいる人間がこれを吐くから刺さるというのは思うのだけど,いい言葉だなあと思って以後気軽にライブとかで最高って言わないようにしてる。

その後に,オタク葬送曲。仙台は甲子園バージョンだったらしく,甲子園にいた私はそのバージョンを聞く権利があるんじゃないの?と思ったり思わなかったり。ラストの東京は遠藤ゆりかが登場で煽る煽る。他の会場では平均130くらいだたけど,その分で東京だけ140くらいに上がる。ただ,東京のみのスペシャルゲストという意味では東京では諸事情でオミットされたAddictionを黒人(Bunny)とともに歌うバージョンを聴いてみたかった思いはある。inst挟んで登場する衣装の背中にBunnyが縫い付けてあるという趣旨は理解してるけど,やっぱりね。

それから星空を挟んでカバーコーナーは今回はメドレー。3パターンだけどユーフォ以外は殆ど聞いたことないということもありふーんという感じ。ユーフォはもっと上がっても良さそうなものだけど,キャラソンをきちんと追いかけていないので最後のトゥッティだけ盛り上がろうにも間に合わないという事情。

その後はinstまでしっとりコーナー。さっきも書いたけどヒロインは嘘が好きすぎる。特に名古屋。

instは僕光らしいんだけど,そんなにきちんとラブライブを追っかけていない人間なので,最初名古屋で聞いた時は最後の方までどっかで聴いたことがあるのだけど思い出せないという隔靴掻痒感があった。最後の今が最高だけはコール入れていいよというZAQ様のお気遣いにより東京ではちょっと揃ってた。

inst空けからのGLITCH,Addictionはいまいち最後までどう盛り上がっていいのか模索してしまった感が否めない。心拍数的には低調。曲調的にはもっと上がってもいいと思うのでなんか悔しい。

そこから,アンコールまで基本的にはほぼ休み無しの怒涛の盛り上がりパートが続く。いつの間にかSeven Doorsがライブのこういう場所での核に育っててびっくりする。hopenessがツアーの後半になればなるほど心拍数が高まっていってるのが面白い。そういう過程を経ていたからこその福岡でのあの対応だったのだろうなあと。アンコール後はSerendipityは音源がまだ出てないからか,ここでコールしてよというZAQとしてはなんか珍しいコール講座が入る。編曲がR.O.Nさんなのでなんか正統派アニソン感があって面白い。

最後に福岡での話を少し。福岡は飛行機で日帰りしたのだけど,運がいいのか悪いのかZAQご一行様と全く同じ飛行機(行きにはZAQ本人は乗ってなかったりとかしたので,微妙に異同はあるけど)。飛行機に乗るバスにギリギリで飛び乗ったら,なんか違和感があって周りを見渡してみるとカドシュンと野崎氏がいて固まる。てか,むっちゃTシャツがツアーTで気まずい。

で,ライブ本番。そもそもがこのツアー当初から声の調子が良くないなあと,とくに高音がスッキリ出てない感じ*3があるよなあと思っていたんだけど,福岡は更に調子悪そうで,後半の盛り上がりゾーン突入。一見大丈夫そうだったんだけどONE WAY ROADのあたりで声が出なくなる。福岡に来てるお客さんはまあそういうお客さんが半分以上なので(もっとも意外と現地の人もいたのだが),ZAQが歌えなくなりそうになると観客が代わりに歌ってなんとかこの曲は凌ぐ。

これはヤバイと一旦舞台の裏に入ってプロデューサーと相談したのか飴でも舐めたのかしてから,何事もなかったようにhopenessを歌い始めるZAQ。ただ,現実は非情ですぐに歌えなくなる。例の如く見かねた観客が大合唱を始める。ZAQファンが地味に練度高いと思ったのが2番だろうが大サビだろうがきちんと大合唱出来てたこと。そして,その時の歌詞が「一緒になろう」とか、「壊れそうでもぼくがいる大丈夫」とか,「君は生きている」とか、喉をやられてて歌えない人間には、ファンと一緒になりたいからと作った歌詞だけあって刺さる感じで、歌えない悔しさと、歌ってくれる嬉しさとその他ない交ぜになって泣いてるんだか、歌えないんだかわからない感じに。アーティストとしてはこの上ない敗北なんだろうが,ファンとしては若干のご褒美感ある。ホントあの日のあの会場のあの瞬間は,厄介共の心が一つになった感がある。

曲が終わった後,演者はすぐに捌けて微妙な沈黙だけが残る。アンコールを始めた人がいて,歌えるわけねえだろと止める人との間で騒動があったらしい。その後,また気まずい沈黙が1-2分続いた後,意を決した一人の人が歌ってくれなくてもいいからZAQと呼びましょうよと観客に呼び掛ける。なんかこの流れ優しいなあと。みんなhopenessの歌詞覚えてる辺りと合わせて、掃き溜めに鶴というか、蓮の花の逸話を思い出した。

ZAQコールが続いた後,ZAQが出てきて事情説明,九州出身だから絶対に福岡はリベンジしますと言ってその日は終了。コインロッカーに荷物を取りに行って階段を下る帰りのところで,プロデューサーの人がお客さんに謝っている姿が印象に残った。

その後,想定より早く終わったこともあり飛行機まで時間が開きすぎたので,博多ラーメンを食べて時間を潰して空港に移動。ZAQオススメの博多あまびは美味しかったけど日持ちが翌日というのが絶望感ある。飛行機に乗ろうかというところで,帰りもZAQ御一行様と一緒ということが判明。この日乗った飛行機は,待合室から自動改札通って,飛行機までかなり長い通路になっていたのだけど,ZAQは疲れ切って,競歩を途中でリタイアしたみたいに一人で歩けない感じで肩を借りてゆっくり移動してて,衝撃だった。横をそーっと歩いて抜いてから,限界を超えて頑張ってしまう人に頑張れという言葉をかけるのは生死に関わるからやめようと,強く思ったことを覚えている。ZAQのライブは楽しい,今のおかしいテンションは唯一無二感ある。でも,もし命を削るようにライブを紡いでいるのであれば,もうちょっと折り合いを見つけても良いんじゃないかなと。色々考えさせられる福岡だった。

その後の東京は,何時歌えなくなっても被害を最小限するように逆算したかのようなセトリ。心拍数的には多分MCをちょっと長めに取っていたこともあり,上がりきっていない側面はあるが,自分は翌日トライアスロンの大会があったのでセーブしようとか思ってた浅い魂胆を吹き飛ばされるようなライブパフォーマンスだった*4

今回のツアーは映像収録の気配がなかったのが気がかりだが,2017年も継続してZAQがライブ出来ると良いなあと願うのみ。とりあえず,Last Proofの口笛を楽しみに待ってる。あれはライブでやれれば絶対盛り上がること確実なので。

*1水樹奈々茅原実里ZAQ鈴木このみ高垣彩陽戸松遥,LiSA,三森すずこ

*2:それも,ただ続けるのではなくイントロを微妙にオーバーラップさせて,曲後半の高いテンションを落とさないでつなげるみたいなことさえやる。

*3:特に,中盤のバラードコーナーにらしさがなかった

*4:結果として,翌日の大会は一応完走するもののタイムはグダグダだった

2016年 鈴木このみライブまとめ

2016年に参加した鈴木このみのライブは以下

心拍数は以下

2016-5-4 Meet your Heartツアー 神奈川県民ホール

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2016-11-5 鈴木このみ Birthday Live 2016 ~Cheers!!! 幕張メッセイベントホール*1

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2016-12-31 鈴木このみ COUNTDOWN LIVE 2016~2017 六本木ブルーシアター*2

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Meet your Heartツアーは神奈川県民ホールの1階しか埋まってなくてちょっと切なかった。ただ,ライブ演出としてはダンスとか今までになかった要素を盛り込んできて,一つの集大成というか成長を感じさせた。途中,そのダンス曲がDelightingでこの曲が流れると鏡の裏表のThis gameは流れないことが多かったので,ちょっとガックシしてたんだけど,アンコール一発目に予想してなかったThis gameが流れて比較的長いMCに挟まれた1曲なのにこの日の最高潮まで心拍数が上がってた。

まあ,そのThis gameの前のMCでも一瞬ツーンと心拍数が上がっているのは,幕張メッセのバースデーライブの発表があったから。その時はかなり絶望感と支えなきゃという思いがない混ざった不思議な興奮があったようだ(心拍数から判断すると)。なにせ,この神奈川県民ホールが半分くらいしか埋まってなかったわけだし。

ということで,懸案の幕張メッセイベントホールのバースデーライブは,意外とと言うと失礼だけどそこそこ埋まっていて入場してほっとする。自分はやる気なく一般発売で買った2階席だったので会場全体がよく見えたんだけど,練度といい,熱狂度といい会場が

  1. アリーナ前方(多分FCチケ)
  2. アリーナ後方(多分最速先行)
  3. その他

で分かれていて面白かった。何故,私はアリーナ前方エリアにいなかったんだと悔しくなる。ちょっと周囲の温度感が物足りない。逆にこれまでライブに来てなかったような層が来てるということでもあるが。

この日一番心拍数的に一番上っているのはやはりThis game。単体ではなくAVENGE WORLDと合わせて徐々に上げていくやり口がにくい。This gameに限らず鈴木このみのハードな曲でいつも思うのはキーボードの手数の多さ。盛り上がりのあるところに挿入される素早いピアノの硬くて速い旋律が,心を加速するのを感じる。いつも鈴木このみのキーボードの人の演奏には感嘆としか言いようがない(白井アキトさんにしろ,岸田勇気さんにしろ)。この日の岸田勇気さんの演奏は,ほんととりわけ技巧的で特別なライブに特別な気合でと言った趣を感じた。

ライブの演出的には竜星鎮魂歌のコーラス隊とのアカペラコラボにまず度肝を抜かれる。男声のコーラスに負けていない鈴木このみの声量の確かさに感動。コーラス隊は銀閃の風までいて雰囲気を盛り上げてくれたが,この2曲しか出てこなかったのでかなり贅沢な使い方。わたモテからRedoまでのアンコール前最後の盛り上がりは,いつの間にかBeat Your Heartのコールが熟成されていた(ただしアリーナのみ)という現実を受け止めることが出来なくてちょっと戸惑って心拍数が上がりきらなかった。痛恨。

そして,最後のあなたにをアカペラ,一部マイクすら通さずに幕張イベントホールの全てに声を響かせる演出があり,意味がわからないというか物理法則がネジ曲がったような驚愕があった。最後のあいさつをマイク無しでやる演出は広まってきた気がするけど*3,この化け物じみた演出を真似れる歌手は他にどれだけいるんだろう?と。すごすぎる演出を見ると,ただただ恐怖しか感じないんだなあという不思議な気分だった。

で,その日に発表されたカウントダウンライブにノコノコ行ってしまったというのが2016年最後の鈴木このみ。六本木は怖か街ばいってな感じで時間を潰してから入場。ちょっと会場が狭いのでキーボードの岸田勇気さんの手の動きがおかしい速度なのが見えて,耳より先に目で高まる。

会場の空気が一番おかしかったし,自分の心拍数も最高潮になるのは,やはりAbsolute Soul,This game,Redoの並び。Absolute Soulの前あたりはしっとりと聴いてねというアピールがあってサイリウム誰も振らない空気だったのが一変して激しい感じに。This gameのイントロで会場全体があまりの高まりの結果として咲クラに包まれたのが楽しすぎた。

カウントダウンの少し前になってみんなが時計を見始めたあたりで,上のモニタに時間を表示し始めたのは良いんだけど,なんか曲がキリの良いところで終わる気配がなくてなんかハラハラする。こういうどうでもいいところで見世物チックなギャグを突っ込んでくるあたりの悪趣味さがいまいちよくわからない。実際にこの時もカウントダウンしてから,曲の残りの部分を歌い始めてへ?ってな気分に。なら,直前のMCを長めにとるなよと…

カウントダウンだからか終わったら余韻もへったくれもなく,みんなさっさと帰るぞ的な雰囲気になってたのを除いては,会場の熱気も心地よく,しっとり聞くところではしっとりして,パフォーマンスは言うまでもなくと,素晴らしいライブだったなあと。願わくば未収録音源を普通に半年単位で放置する癖さえなくしていただければと,思ったりもする。「私をくれたみんなへ」あたり,ライブで聞くの何度目だよと自分でも思うんだけど,予習しないとコーラス忘れてつらい。

*1:セトリはこのサイトを参考にさせていただきました

*2:セトリはこのつぶやきを参考にさせていただきました

*3:そう言えば声優/アニソン界で最初に始めた人だれなんだろ?

2016年 茅原実里ライブまとめ

2016年に参加した茅原実里のライブは以下

  • 2016-6-18 Innocent Ageツアー 横浜(パシフィコ横浜
  • 2016-6-25 Innocent Ageツアー 仙台(イズミティ21大ホール)
  • 2016-7-17 Innocent Ageツアー 大阪(大阪国際会議場
  • 2016-7-18 Innocent Ageツアー 名古屋(日本特殊等業ホール フォレストホール)
  • 2016-8-6 SUMMER DREAM 4 河口湖(河口湖ステラシアター)
  • 2016-8-7 SUMMER DREAM 4 河口湖(河口湖ステラシアター)

Innocent Ageツアーの心拍数は以下

2016-6-18 Innocent Ageツアー 横浜

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2016-7-17 Innocent Ageツアー 大阪

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2016-7-18 Innocent Ageツアー 名古屋

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2016-6-25 Innocent Ageツアー 仙台はすごいいい席でそれに比例していい感じの心拍数だったのに,EpsonのWristable GPSが電源壊れて異常終了して全く記録できずという痛恨の出来事。これを気に,EpsonのWristable GPSからGarminのForeathlete 220Jに機材を戻す。胸バンドが必要だからEpson導入後使用機会がなくなっていたけど,この機種Garminの癖に地味に電源トラブルなかったなあと思い直す。以後は,GarminのForerunner 735XTに繋いでノートラブルのままで今に至る。

基本的には多分運営の狙い通りの心拍数推移。盛り上がりゾーンとそれ以外での差が激しい。大阪で上がっていないのはこの会場一応ジャンプ禁止だしなあとそーっと飛んでたせい*1。そして,Final Moratoriumが思いの外好きだったなあと。

最後の名古屋でいきなり発生したひとりにひとつの永遠のアカペラはしびれた。茅原実里に祝われてる新婚夫婦二人以外の観客が全員座りだしたのが面白すぎた。

SUMMER DREAMの心拍数は以下

2016-8-6 SUMMER DREAM 4 1日目

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2016-8-7 SUMMR DREAM 4 2日目

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2日目は朝に河口湖をランニングして回ったせいか,その後も自動車博物館から徒歩でステラシアターまで帰ってきたせいかは知らんが,体力が尽きてたのか心拍数が上がってない。寄る年波が辛い。というか,それ以前に最近いくら追い込んでも心拍数が低くなってる気がする。ただ,KEY FOR LIFEはどちらも高まってる。

今回のSUMMER DREAMは大先生が福井のディノカルテットの公演で不参加でどうするんだろうと思ったのだけど,定番曲はバイオリンの録音を流して対応したのが多かった。それ以外でおおっと思ったのはLove Blossumはケニーがピアノで補って,ステラシアター恒例のサンフラがケニーがピアノで幾つかの旋律を補い,ソロをババちゃんが凌いでたかなあと。2日目のアンコール直後のVoyger trainはかなり好きな曲なんだけど,あの曲は大先生が無双する曲なので大先生がいないときに流れてもなあという思いか,結果的に(疲れもあるけど)あまり心拍数上がっていない。

アコースティックコーナーのカバーは,初日の晴れ晴れユカイが自分でもびっくりするほど刺さった。なんか自分の中で,ハルヒが放映されてからの月日の流れを噛みしめるような感慨というか,つくづく歌詞が若いなあと。やればなんでも出来るような万能感が眩しかった。

*1:ただ,ジャンプ禁止のチラシは配られず。前回のNEO FANTASIAツアーのときもそうだったけど,休日開催だから?

水樹奈々LIVE PARK(2016-9-22)

ZAQさんが東京ドームでこの日程を聞いたときに,「行きたさある」「でも,あなたその日仙台でライブですね」という酷いやり取りがあったわけだが,私もこれに参加するせいでNo Rule My Ruleツアー全通できずということに。

水樹奈々がライブ全県制覇するとして,近畿で兵庫がぽつんと残してあるのは甲子園でやるためだというのが昔からネタで囁かれてはいたが,本当に実現するとは誰も思っていなかっただろう。色々な意味で伝説に残るしかないだろうというライブで,実際天候的な意味では伝説に残った感はある(芝生への爪痕と合わせて)。

心拍数的は以下

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心拍数の結果を一言で言うと,関西はジャンプ禁止の会場が多すぎるから嫌いですということになる。ジャンプしないと心拍数的には低調。この日も入場時に基本的には芝生保護の関係だと思うけど,ジャンプ禁止の注意チラシが配られる。アリーナはともかくスタンドもジャンプ禁止かと嘆きたくなる(こっちの場合は振動を気にしているのか)。チームヨーダでぴょんと上がってるのは多分心拍計の誤動作だと思うが原因不明。胸バンドだからなおさら。

セトリ的には久しぶりにSCARLET KNIGHTが来たのがかなり盛り上がるポイントなのだが,飛べないので心拍数には反映されず。

上坂すみれゲストの,その展開「この美術部には問題がある」で最近見たよというビデオの後にSTARTING NOWなんだけど,しみじみライブ映えするいい曲だなあと。それからのエタブレ,アパッショナートの下りは弱いながらも盛り上がってる。

アパッショナートが終わったあたりからの雨がかなりひどくなる。自分はゴアのかっぱで完全武装してたがいまいち焼け石に水という感じ。ステージは屋根があるのかな?と思ったが,ドラムとかキーボードとか以外は基本的に屋根なしなので水樹先生は当然ずぶ濡れ。その中で平然と歌う姿には神々しさすら感じた。全く止む気配のない雨に途中からチェリボも焼けになってきたのか,ステージの二階部分にたまった水を足で掛け合いながら弾くとかテンションがおかしくなった感じが出ててすごかった。あと,アンコールで登場した水樹奈々本人がサックスを弾く演出もずぶ濡れの雨の中だから,色々とマジかよと思わざるをえない展開。今まで晴れ女と言って回避したすべての雨がここに集まってきたかのような天気で,因果はめぐるのだなあと。

甲子園の芝も結構傷んだらしいけど,門Dのバイオリンは大丈夫だったのかそれだけが心配だったりする。ほぼ完全に屋根付きとなったステラシアターでさえ雨が降りそうだと常に憂鬱そうに空を見上げる大先生をよく見てるだけに,心配。

2016年 高垣彩陽ライブまとめ

色々と忙しいということを言い訳に,異様にライブ心拍数記録の更新が溜まってしまって辛い。

そんなこんなで,去年のライブをとりあえずガーッとまとめてグラフにだけはしておこうと年が明けたのにグダグダ作業している始末。

まずは,高垣彩陽から。

今年参加したイベントは以下

  • 2016-4-16 individual ツアー 相模大野
  • 2016-5-8 individual ツアー 中野
  • 2016-5-15 individual ツアー 砺波
  • 2016-11-13 高垣彩陽クラシカルコンサート Premio✕Melodia
  • 2016-12-27 高垣彩陽のMusic Rainbow 04

あとの方の二つは心拍数を測定するのはそぐわないなあと測定せず。

で,心拍数記録を順に。セトリはここを参考にしました。

2016-4-16 individualツアー 相模大野

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2016-5-8 individual ツアー 中野

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2016-5-15 individual ツアー 砺波

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基本的には真ん中のブロック(Next Destination+とある事情でBrand New Smile)と私の時計以外では低めという傾向。基本的に高垣彩陽のどのパターンの曲も好きなんだが,あまりの凄さに唖然とするとか,感動するとか,心がざわめくというような感じが多く,シンフォギア曲以外は飛び跳ねることはないので心拍数にはつながらない。

中野のBrand New Smile付近で異様に上がっているのは,席が運良く通路のそばで,かつNext Destinationの終わりあたりで係員が自分たちの席の目の前にお立ち台を設置したから。その瞬間に次のBrand New Smileの客席に来る演出で目の前で歌うことが確定したので心拍数が振り切れている。実際に曲に入っても最接近したあたりで心拍数がおかしいことになってる。基本的に心拍数が距離計になるのって水樹奈々のガイシホール以外ではなかったので,私としてはひどく珍しい現象。

次の砺波は,席があまりに前すぎて飛んでる場合じゃねえよってのと,アンコール関係のグダグダもあったし空気を読んでというか,前で範を示すべくおとなしくしてよう的な気分もあり,心拍数的にはかなり低め。ただ,近くに寄ると分かるのが隙のなさ。体のスタイル的な意味でも隙がないし,ダンスの動きの決める所一瞬一瞬にも全く緩みがなく,ただただすごいって感じ。それもあって盛り上がるという気分を失い,ただただすごいものを拝もう的な気分になってた。

心拍数ではそういう心の動きって測れないという限界を感じる。

しかし,このツアーはアンコール問題が盛り上がってたというか,女子が「男子がこんなことしてまーす」って言って吊るし上げるみたいな小学校の終わりの会じゃねえんだよみたいな話があって心拍数測るようなダメ人間としては辛かった。

どういう話かというと,アンコールは(自分の知る限り)声優ライブだと普通「アンコール」か声優の愛称を連呼するのが普通で,一般アーティストだと叫ぶのが疲れるという消極的な理由もあるし,叫ぶのは品がないという積極的な理由もあり手拍子が多め。拍手だけとかむしろアンコールを要求すること自体が品がないという世界もあるらしい。

その前提で,相模大野の最初の公演ではアンコールが手拍子で揃った。高垣彩陽のファン層は,コール反対過激派が比較的勢力を持っている印象があったので,とうとうここまで来たかという感慨があった。問題は,コール反対過激派がこの状態に達成感を持ってしまったこと。

その後の関東最大規模の中野サンプルザ公演は相模大野よりキャパが大きいから若干客層が純粋なファン層より薄まる。結果として,拍手が一向に手拍子に揃わなかった。個人的には拍手でアンコールする文化を知らなかったので,ようわからんなと困惑してたあたりで,何処かから「アンコール」と叫ぶ声が湧いてきた。まあこんな状況を整理するにはアンコールと叫んだほうが良いよなと私も含めてそこそこの人数がアンコールと叫ぶ流れに乗ってしまう。これがコール反対過激派のお気に召さなかったようで,コール始めた奴は高垣彩陽の気持ちがわかってない,信じられないと終演後に盛り上がる。いやあもうどうでもええがなという気分に。

そんな気分を引きずりというか,いやあ,コール反対過激派怖いよという気持ちでツアーファイナルの砺波に。お昼頃ついたら物販は軒並み売り切れだし*1,テンションだだ下がりであの低心拍数。で,アンコール戦争の結果はと言うと,ここは忠誠度高いファンしかいない空間なので当然手拍子揃って決着。

ただ,高垣彩陽がダブルアンコールで出てきたときに,なんか寂しいから「もう一回」って言ってと彩陽本人が要求してたのがオチとしては面白かった。おっさんの野太い汚い声が美少女に力を与えることもあるのかと。人の気持ちというのは難しい。

砺波という土地に関しては,物販が全く空振りだったし心拍数も上がってないけど,終演後飲んだ富山の日本酒が美味しかったのでまるっと全部許せる感じはある。

クラシカルコンサートはピアノと13人くらいのストリングスとパーカッションと比較的少人数構成。茅原実里のRe:incarnationの企画が発表されたときに最初に想定した規模がこんな感じだったなあと懐かしい気持ちになる。

ライブ自体は本人の声も乗ってたし最高だったとしか言えない。プログラム的にはDefying Gravityが聞けて本当に良かった。いつからかこの曲がかかると自動的に泣くように私はプログラムされているのだけど,今回も泣く。あと,ミュージカル曲(アナと雪の女王の中の曲)をデュエットでやったのも良かった。ZANNAに行けずじまいだったのが本当に悔しい。やっぱ今度やるチャーリーブラウンは行くべきか…

Music Rainbowはキャラソンは知らない曲が多く予習していけばよかったと。特に,曲が判明した瞬間にこれとざわめいている周りの人たちを見るにやっちまったなあと。あと,この年最後に聞いた純白サンクチュアリィがこれかという不思議な気分に。ただ,あの曲は茅原実里の独特の喉を前提とした曲なんだなあという思いを新たに。その前のGive a Reasonが一瞬曲が思い出せなかったけど,なんか林原めぐみが歌ってた曲ねと分かる程度には林原めぐみだったのと比べると,高垣彩陽を持ってしてもあの独特の歌唱は再現しづらいのかいう感慨が。

あと,自分,思ったよりWalking on Sunshineが好きなんだなあ。individualツアーだと,あの世界に導入するための装置みたいな感じで曲として聞けてなかった感じがあるが,今回ライブコーナーの終盤に置いてみて,ここにおけるだけのパワーの有る曲だよねえと。夢のとなりに匹敵するくらい好きだわと再確認。そして,新曲(Live & Try)の高垣彩陽ファン以外を完全に置いていった感じの曲調が最高でもあり,不安でもあり。

*1:つか,このツアー普通の時間に行くと会場限定グッズは売り切れ,ツアー通しの商品も結構売り切れが多く,物販絞りすぎ…

LIVE GALAXY(2016-4-9/10)

今更感あるけど,せっかく行ったので…

前回の東京ドームのLIVE CASTLEは声優アーティストが東京ドームで単独ライブをする歴史的瞬間だからと友人に誘われて行った。その時はQUEEN's nightの1日だけ参加で後ろから2列目,広い会場に音の速さで移動していくサイリウムの輝きに目を奪われた記憶がある。音の速さが有限であることを否が応でも認識させられる空間。

これ単体では声優ライブにハマりはしなかったんだけど,翌年の茅原実里のD-Formationツアーで染まって今に至る私の原点の一つ。それがもう一度あるなんてねえという喜びと,流石にもうこれが最後のドームかなあという思いが重なる感じがある。

とりあえず,それぞれの心拍数。セトリはこちらを参考に。

初日のGENESIS

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2日目のFRONTIER

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全体的にGENESISの方が高めなのは,昔の曲のほうが好きだというよりかは席の問題かなあと言う理解。GENESISは端ではあるけどアリーナの先頭ブロック。その煽りを食ったのか,FRONTIERの方は2階席の真ん中辺り。全体の演出を見られるという意味では悪くないけど,やっぱ色々豆粒のような感じは否めない。

初日のGENESISはいきなりエタブレから入って残光のガイアにつなぐあたり攻めてる。演出的には登場シーンが巨大バルーンが破裂して登場というのを初日だけかまして来たのがすごいなあと思った。あと,Never let goの光る棒を持ったスターウォーズの帝国軍っぽいチームヨーダの人数に震える。これは2日目に強く思ったけど,光る棒は遠くから見ても結構見栄えがするので悪くない。心拍数的にはその次のBring it on!とExterminateが結構高い。Exterminateは盛り上がるという意味では近年ではかなりの当たり曲だと思う。

心拍数的には,そこからGlorious Breakまで谷間。Glorious Breakは今回の大型乗り物であるところの人型ロボットGalaxy 7が出てくる。初日はこんな巨大な物体があるのか,動くのかと震えたけど,2日目に2階席の後ろから見てる分には東京ドームって広いからこれくらいが丁度だよねと思うあたり,改めて東京ドームは広いなあと。なんで,初日はともかくよくわからん巨大な物体が,今回のアルバムで一番曲調が荘厳で個人的には大好物なGlorious Breakとともに流れてくるという意味で2重に大興奮で心拍数結構高い。

その後のオケファンはもうちょっと盛り上がって良いんじゃないかなあと思ったが,まあねえ。

Clutch!からスパジェネの流れが次の山。最後に歌ってない曲があるよねで歌詞の一節を思わせぶりに水樹先生が言った瞬間にめっちゃ後ろの女性が反応してた。自分としては記憶力が摩耗しきっているのでそんな超反応無理とか思ってしまい,ファンクラブの末席として非常に申し訳ない気分になる。で,POWER GATEでそこそこ心拍数を上げてフィナーレ。

二日目は席が後ろのほうだったことを言い訳に,全体的に心拍数的には低調。まあ,東京ドームの2階席は跳ぼうとするとスロープが急だから飛びづらいというのも言い訳にしたい。が,その停滞をDISCOTHEQUEと恋の抑止力が破壊する。DISCOTHEQUEは出てくるかもとは思ったけど,恋の抑止力は想定してなかったので,イントロ直後の上がり方がすごい。

初日に盛り上がったGlorious Breakは2階席からだとGalaxy 7が意外と小さかったのに唖然として意外と上がってない。逆に,次のVIRGIN CODEがイントロ直後に嬉しくなって上がっている。この曲を聞くと未だに香川のテアトロンに行った時の記憶が蘇ってくる。あの場所は楽しかった。

その後のLove Brick, Clutch,POP MASTERがこの日の心拍数的な最高潮。ここで間髪入れずに最後のAstrogationをやれば心拍数的には最強だったんだろうけど,まあ演者の体力的に無理か。Love Brickは未だに結構好きな曲。これとHappy☆Go☆Roundを合わせたスイッチガール曲はかなりお気に入り。こういうカラッとした楽しい曲を歌わせると絶品だと思う。

POP MASTERは遺伝子に刻みつけられてる感じ。AstrogationはLIVE Galaxyなんだから絶対に流れるだろうと何故か初日に思ってて来なかったという算数できない自分のアホらしさが憎い。MCで下がった後の心拍数をきっちり100オーバーに戻す程度には高まる。その後は,体力の限界が来てたのか心拍数的には盛り上がらず。曲も愛の星とかしっとりとした曲も混ざりつつだったのでなおさら。

両日共通で流れる謎のビデオのストーリーが今考えてもいまいちよくわからんこと以外は良いライブだったと思う。あのエネルギー不足がどう解決されたのかもよくわからないし(Galaxy 7が再起動することによって充填されたのだろうか…),ロボットが最終処分場に落とされて捨てられてくのをむやみに強調するあたりの意図が謎すぎた。ただ,これは毎回なことなので,まあ別にという感じはある。歌が良ければ良いんですよ。

そういえば,今回特にゲストもなく,企画物だと結構な頻度で呼ばれる大先生じゃなくてムッシュも呼ばれず,いつものメンバーでやったというのは,前回との一番大きな違いだと思う。いつもどおりでも東京ドームを埋めますよという宣言というか,自然体が一番という今までやってきたことに対する自負みたいなものを感じた。1-2年前のライブから徐々にチェリボのコーラスを増やしていったような流れは今回も継続。その意味で,音楽的な意味ではこの1-2年でチーム水樹が色々と試してきたことの集大成なのだろう。

LiSA NHKホール (2016-04-20)

大学の研究室の後輩から急に来られなくなった人がいたというので,急に誘われる。

LiSAはoath signのあたりのアルバムを2つ買ってて,この爽快感はすごいよなあと思いつつも,似たような曲が多くね?ってか,Crow Songみたいな響きが好き過ぎじゃねって思って微妙に距離をとって今に至る。

ただ,LiSAのライブはすごいよとはよく聞くので,そりゃ誘われれば行くわとフットワークが軽いというより,腰の軽さを露呈する。

平日のNHKホール 2days。ツアーの初日のそれをきっちり埋めきってるのは流石。席は比較的前の方で,NHKホールでこんなに前になったことねえよと怨嗟の声を上げたくなる私。

で,心拍数。

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セトリはここを参考にしました。

なんか,登場時最初の曲が妙に高い。LiSA登場時なんか動と静のコントラストというか,場を支配する空気に飲まれてた記憶がある。お前ら,私が騒げと言った時には騒げ,静かにしろと言った時にはシーンとしてろ身じろぎもするな的な。そして,それに従う観客を見てご満悦,そのご満悦のLiSAを見て観客も満足みたいな不思議な依存関係。観客良く躾けられてんなあと。

あとは,コール覚えていないので,裏拍飛びがある曲の最初のところで突発的に盛り上がってる感じ。そして,待ってましたのRising Hopeは流石に盛り上がってる。

意外だったのはアンコール後のbestday bestwayの盛り上がり,多分知らない曲のはずなのに周りの雰囲気に乗せられて盛り上がってるっぽい。あと,最後のMCで横浜アリーナ 2days発表でも,なぜか結構盛り上がってる。実際の所,LiSA順調に成長しているなあ,私の贔屓(茅原実里ZAQ鈴木このみ高垣彩陽…)はどうしてみんな広がっていかないんだろうと切ない気分で聞いてたはずなのだが。雰囲気怖い。

しかし,改めてライブで聞いていると,サビによく使うちょい高音の圧倒的な攻撃力は認めざるを得ないのだけど,低音は音量でない,裏声も音量出ないという感じで使える音の幅がすっごい狭い。LiSAの曲を作る人って大変よねとしみじみ。レコーディングならば低音も裏声もそこそこ使えるけどライブ映えを想定するとねえ。大変。